プレスリリース「生体組織中の脂肪酸分布の特徴を無標識で可視化する手法を開発 ~脂肪酸の特徴量分布から正常組織、病変組織の特定が可能に~」

曽我公平教授、梅澤雅和准教授、上村真生准教授らの研究グループによる共同研究成果のプレスリリースが公開されました。

研究の要旨とポイント

  • 機械学習を組み入れた近赤外ハイパースペクトルイメージング(NIR-HSI)を活用し、生体組織中の脂肪酸の炭化水素鎖長・飽和度という分子の特徴量の分布を可視化することに成功しました。
  • この手法を用いて、肝臓がんマウスの正常部と腫瘍部に含まれる脂肪酸の鎖長や飽和度の分布様態、腫瘍部にリノール酸が多く蓄積されていることを見出しました。
  • 本研究をさらに発展させることで、脂質代謝異常に関係する疾患の早期発見、治療、予防、代謝に関わる病態生理学研究の発展に貢献することが期待されます。

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生体組織中の脂肪酸分布の特徴を無標識で可視化する手法を開発 ~脂肪酸の特徴量分布から正常組織、病変組織の特定が可能に(本学HP、2023年12月22日)

肝臓の健康状態をモニタリングできる非侵襲性の脂質分布イメージング